横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

いでい耳鼻咽喉科医院
ご予約・お問い合わせ tel.045-715-4133

〒232-0067
神奈川県横浜市南区弘明寺町134 GMビル1F

【No.119】こどもの夏風邪をもらってしまう

夏風邪が特に小さなこどもの間で流行しています。最近では、親がその風邪をもらってしまうことが増えています。

そこで、感染しないためのアドバイスをしていきます。

こどもの夏風邪はほとんどがウィルスです。つまり、抗生剤などの特効薬がありません。体力が落ちていると、感染してしまいます。ですから、体力が落ちないように努力することが中心です。

1、良好な睡眠 
夏は暑く、睡眠の質が悪くなってきます。同じ睡眠時間でも、疲れが取れていないこともあります。また、朝早く明るくなってくるので、早く目が覚めてしまいやすい。早寝早起きを心がけて、睡眠不足にならないようにして下さい。

2、エアコンを上手に使う
冷えすぎず、暑すぎず。体感温度がかなり違う同居人がいると、ある人はまだまだ暑く、ある人はだいぶ寒く感じられます。その部屋の中で、寒すぎて、風邪をひいて来院される方も増えています。電車の中やビルの中では、ドアの開け閉めや換気のために、暑くなれば暑くなるほどクーラーを強くしていきますので、特に注意して下さい。
服装で調整したり、暖かい飲み物で冷えすぎないようにしましょう。

3、しっかりと食事と水分をとる
夏は食欲が低下してきます。暑いので、脱水にも注意が必要です。とにかく、1日3食しっかりと摂って下さい。充分な量が摂れない場合には、おやつなどの間食やジュースなどの栄養のある飲み物を摂りましょう。少食の人は栄養価の高い食べ物を食べて下さい。出来るだけ、色々なものを食べて、栄養が偏らないようにすることも大切です。ヨーグルトは免疫力アップに有効です。

4、ストレスと過労に注意
いずれも免疫力を下げてしまいます。気分転換と休憩も大切です。

5、コロナ対策時と同じような対策を自宅の中でもする
タオルを共用しない。換気をしっかり。スプーンなどの食器を共用しない。残した食べ物を食べない。マスクの着用。うがい。

6、夏風邪をひいたこどもを早く治すように、努力する
こどもの夏風邪が長引けば長引くほど、同居する他の人への感染の確率は高まります。こどもの風邪を早く治すようにしましょう。