横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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【No.101】朝のどが痛い! 朝のどが変!

これは寝ている時にのどを痛めている証拠です。たいていの場合は、寝ている時に口呼吸をしている時間が長く、のどが乾燥してしまうために生じます。のどは目と同じで、絶対に湿っていないといけない場所で、乾燥すると炎症をおこすのです。冬に特にこのような患者さんが多いのは、空気が乾燥しているからです。暖房をつけていたり、換気が少ないと、更に空気は乾燥していきます。朝になると、のどの変な感じがしたり、特に痛みが強かったりする場合には、以下の場合が考えられます。

①鼻がつまっている
主な病気は、花粉症、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、風邪です。他に、室内が寒かったり、乾燥したりすると鼻の粘膜が腫れて、鼻がつまっていきます。また、乾燥した空気は鼻水が固まりやすく、鼻くそが増えて、鼻づまりの原因になることがあります。鼻の中にも癌があり、長引く場合には耳鼻咽喉科での検査が必要です。

②イビキ
疲労、飲酒、肥満が主な原因ですが、枕が低すぎてもイビキをかきやすくなります。イビキをかいているときは口呼吸をしています。

③睡眠時無呼吸症候群
睡眠時に何度も呼吸が止まって、その後大きく口を開けて深い呼吸をします。大きなイビキを伴うことも少なくありません。夜間息苦しくて何度も起きてしまうようでしたら、この病気の可能性が高いので、専門の検査が必要になります。この検査は、以前は入院して行っていましたが、最近では、自宅で簡易検査ができるようになりました。当院でも、行っており、重症な方にはCPAP(治療持続陽圧呼吸療法)を勧めています。CPAPとは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。