2023/11/21
今日は、朝から雨が降り、寒くなってきました。何となく気分がのらない。
このような天気になると、体調を崩してしまう方も多いですが、その前に気持ちも崩れてしまうこともあるはずです。
これは、長い進化の過程で、生命にとって危険な状態になりそうになると、これから嫌なことが起こりそうだから、と予期する能力があるためです。
アリは雨が降る前に気づき、アリの巣の入り口を閉じて、雨が中に入り込まないようにします。ある種の動植物は、火事や地震までも予期できて、早い対応をするといいます。
人間も、天気が悪くなりそうな時から、イヤな気になるのも同じことです。つまり、人にとっては、雨に濡れて、体が冷えてしまうことは、生命維持にとって好ましくないからです。
だから、特別なことではなく、皆んなそうです。
でも、いつまでも気持ちが乗らないでいると、鬱などの精神疾患にまでなり、自殺の原因にさえなります。
冬に日本海側の地域では、自殺者が増えます。これは、毎日雪で、青空はほとんど見られないことが大きな原因の1つと言われています。
室内を何時もより明るくしてみましょう。元気になっていきますよ。
これは、実際に医療機関で、鬱の治療としても使われており、効果が高いことが分かっています。
雨の日でも、気持ちがグレーのままにならないようにしたいものです。