2024/08/08
私の医院には、医療コンサルタントがいて、貴重なアドバイスをして頂いています。そのコンサルタントのwebブログによると、今年の目標は、全ての人を尊重すること、だそうです。
私の医院では毎月1回、そのコンサルタントを交えてミーティングをしています。約3年前に、ミーティングの中で、私がスタッフに指導した内容と、コンサルタントの今年の目標は同じでした。これらが関係したかどうかは、定かではありませんが、その当時のことを、ふと思い出しました。今回はその時のことを書いてみます。皆さんにも役にたつことがあると思います。
私は出勤時の電車の中で、NHKラジオの英会話を聴くことを習慣にしています。その中で、名講師の大西泰斗先生と当時のイギリス人講師との雑談で次のことを言っていました。
リスペクトrespectとは、本来は尊敬の意味だけじゃないんだ。re は繰り返す、Spectは見る。つまりリスペクトrespect は繰り返ししっかりと見ること。たいていの場合は尊敬と訳してもいいけれど、子供に使う時などには尊重すると訳した方が適切です。
私は、何故かとても感激しました。当時からテレビや雑誌で、芸能人やスポーツ選手の多くがリスペクトという言葉を、簡単に使っていました。何でも外来語やカタカナ表記を使っていることに対して、私は辟易していました。
そんな中で、大西泰斗先生の話を聞いて、リスペクトとはいい言葉だなぁ、と感じるようになりました。良好な人間関係には、人を尊重して接することが大切だと悟ったのです。
その後、私は周囲のどんな人に対しても、尊重することを心がけてきました。なかなか難しいこともありますが、努力してきました。そうすると、相手もしっかりと私の話を聞いてくれ、少し人間関係が上手くいくようになった気もします。
そのため、当院のスタッフに対し、患者さんへの対応として、リスペクト、つまり尊重することを求めたのです。もうだいぶ前のことですから、どのくらいのスタッフが記憶に残って、実践してくれているか分からないですが、覚えていてくれたらうれしいです。