横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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【No.202】花粉症?血管運動性鼻炎、寒暖差アレルギー

スギ花粉が飛散し始め、花粉症の患者さんも増えてきました。
その中には、実際には花粉症ではなかった、という方が少なくありません。


その中で一番多い病気が血管運動性鼻炎。
難しそうな名前ですが、以前は寒暖差アレルギーとも呼ばれていた病気に比較的近いものです。
寒暖差があると、特に冷えた時に鼻水や鼻詰まりがあり、なかなか治りません。
誰でも寒ければ、ある程度は同じ症状は出ますが、その症状が強いと考えると分かりやすいかと思います。アレルギー検査ではマイナス。つまり、スギ花粉、ハウスダスト、カビ、ペットなどの一般的なアレルギーではない可能性が高いと判定されます。(軽いアレルギーやごく一部の特別なアレルギーですとマイナスのこともあります。)


昨日来られた患者さんの話をします。
この患者さんは、10年以上前からスギ花粉症だと固く信じていました。話を聞いたところ、11月くらいから鼻水やくしゃみなどの鼻の症状が出現。市販や他院からのアレルギー薬の効きが悪くて、受診されました。11月から症状が出ているのは、少し早い気もしました。実は、スギ花粉はそのころから少し飛んでいます。でも症状は軽いはずです。アレルギー検査をしたところマイナス。


血管運動性鼻炎が特に疑われる症状をあげます。

冷えで悪化。特に寒くなる11月くらいから症状が出やすい。暖かくなると比較的楽なこともある。
夏のエアコンに弱い。
夏や冬に、自動ドアの開閉で症状が出やすい。
目の症状が少ない。
ストレスが多い。
運動不足。


アレルギー検査を受けていない方は、無駄な薬を使わないためにも、積極的に検査を受けることをお勧めします。