2021/10/06
生きている上で、嫌なことはたくさん溜まっていきます。早く忘れたくても、なかなか忘れられませんね。
困ったもので、人間の脳は、嫌なことは、楽しい思い出よりも忘れられないように出来ています。
嫌なことには、大きな失敗や挫折、いじめ、事故や病気などの辛い体験など様々。このような嫌なことは、生きていく上で命に直結する大切なことも多く、深く脳に刻まれていきます。つまり、嫌なことは決して忘れてはいけないこととして、脳はしっかりと記憶されてしまいやすいのです。
嫌なことを考えていると、交感神経が緊張して、血圧や血糖値が上がり、さまざまな病気に繋がっていきます。
でも、生きていく上で、嫌なことは避けられません。昔の嫌な経験がフラッシュバックして、苦しくなることもあるでしょう。
それでは、どうしたらよいのでしょうか?
全く別のことに全集中して下さい!
例えば、音楽、趣味、ビデオ、読書、運動など。好きな人や可愛いいペットの写真を見つめていてもいいですね。出来るだけ、このようなものを増やしていって下さい。多いほど幸せになれると考えてみましょう。多趣味な人は幸せになれるといいます。
実は、必ずしも好きなことじゃなくても構いません。例えば天気、ニュース、外の雑音、周囲の植物など。すぐに見当たらない時には、きれいな色や光を探してみて下さい。いつも気に入った写真や香りを身につけていてもいいですね。大切なことは、出来るだけ早く、他に気を向けること。
つまり、嫌なことを忘れようとせずに、何でもいいから他のことに関心を向ける。中途半端ではいけません。しっかりと全集中しないと、頭から嫌なことは離れませんよ。