横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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【No.62】寒くなってから、体調を崩してしまう

急に寒くなりましたね。それまで季節外れの暑い日が続いていましたから、体調を崩される方が増えています。この時期の体調維持に特に注意するべきことと解決策をお話ししていきます。

皆さんの体は夏が過ぎて暑さには充分に慣れています。ですから、注意すべきは寒さです。寒さに早く適応できない人が崩れていきます。冬になると、更に乾燥も加わっていきます。

体はある程度は気温の変化に適応できますが、それを超えてしまう大きな気温変化には対応できません。体が冷え切らないように、服や布団を厚くして、暖かいものを食べたり飲んで下さい。

血流の良い体をつくることも大切。まずは運動をすること。主に、筋肉を動かして体温は作られていきます。真冬でもマラソンや駅伝の選手は体が熱くなって、たくさん汗をかきます。夏の暑い日と同じですね。

なかなか運動する機会がないようでしたら、しっかりと歩いて下さい。寒くなってきたら、出来るだけ速く、腕もしっかりと振って下さい。だんだんと暖かくなっていきます。ダイエット効果もあり、疲れにくい体になっていきます。

一番いけないのは、寒いからといって自宅にこもり、暖房をつけ、じっと座っていること。動かないと体は冷えて、血流も悪くなっていきます。むくみやすくなり、下肢静脈瘤が出来、肺や心臓に負担がかかり、脳梗塞になるリスクが高まります。暖房に過度に頼らず、体をしっかりと動かして、自ら体温を上げる努力をしましょう。
冬の本格的な寒い季節が来る前から、外出や換気をして少しずつ寒さに体を慣らしていって下さい。出来るだけ早く、その季節の気候に適応出来ると、体調を崩さなくなります。