2021/12/07
先週、私が通っているジムのプールでスイムレッスンが行われていました。上級のレッスンだったらしく、20名くらいの人が速いペースで泳ぎ続けていました。私も水泳はある程度やっていたので、参加したいとも思いましたが、レベルがあまりにも高く、仕事帰りで疲れていたこともあり、躊躇せざるを得ませんでした。しばらく眺めていると、一人だけ遅れていることに気が付きました。その人の泳ぎ方は何か不自然で、体が安定していません。良く見ていると、理由はすぐに分かりました。片腕しか無かったのです。それでも必死についていっていました。
身体障害者の方もジムのプールで水泳が出来るようになったことは大変好ましいことです。東京パラリンピックが行われ、周囲の人の考え方も徐々に確実に変わってきた気がします。
身体に障害があっても、あくまでも個性として捉える。
大変だなと感じることはあっても、哀れだとは思わない。
気を使うことは必要でも、あまり特別視せずに、出来るだけ同等な人として扱う。
決して目を背けない。
身体障害者の方々もこのような対応を希望されている気がします。
私も身体障害者の患者さんに対しては、そのような対応を心がけるように努力しています。
先程の片腕のスイマーに対しては、そっと幸せになって欲しいと願い、プールを後にしました。