2022/03/29
たくさんの患者さんを診察させて頂いている中で、日々思うことがあります。何かにつけて悪い方に考えてしまう人があまりにも多いということです。医学的にも、嫌なことほど命に直結するような危険なことも多いため、人の脳は嫌なことには敏感につくられています。
以前のブログで、辛くなってきたら、言葉の前に「今は!」を付けてみましょう、と提案しました。「辛い」とは言わずに、「今は辛い」と言い変えるだけで、だいぶ楽になることを見つけました。そちらのブログも参照して下さい。
今回は新たに別のアドバイスをさせて頂きます。あまりに深刻な状況で無ければ、嫌なことがおきたらば、まずは「ラッキー」と言ってみて下さい。何かあった時に、まず良いことを考えてみるドリルと考えて下さい。もちろん無理なこともありますので、無理はしないで下さいね。少しづつでもポジティブ思考に変えて、人生を楽しくして欲しいのです。
例を挙げてみますね。
たくさん歩かないといけない時には、どう考えますか?
まずはラッキーと言ってみましょう。そうすると、不思議と、ラッキーな原因を、脳が自然と見つけ始めます。例えば、運動になる、痩せる、体力がつく、冷え性が改善する、よく眠れる、高血圧や糖尿病が改善する。
雨の日には?
まずは「ラッキー」と言ってみましょう。日焼けしない、肌が乾燥しない、植物が輝いて見える、お店が空いている、車や道が綺麗になる。
どうでしょう。深刻な事態の時には、「ラッキー」とは言えないことは明らかです。あくまでも、あまり深刻な事態で無い時には、上手に流して欲しいのです。最後に一つだけ、他の人が辛そうな時には「ラッキー」とは言わないようにして下さいね。