2022/04/07
昨日、私は自分自身の検診を受けました。その際、受付や検査のたびにアレルギーはないか聞かれました。薬のアレルギーがあると、思いがけない副反応が出やすく、気を使わなくてはいけないからです。他にもレストランでは、食べ物のアレルギーを聞かれることが増えてきました。
実は、日本人にはアレルギーが無い人の方が少ないのです。スギ花粉症の方だけで、日本人の半分。他のアレルギーが加わると、それ以上になります。薬や食べ物のアレルギーのある方も増えています。
最近では、小麦や米のアレルギーがある人も増えてきました。もしも、レストランでアレルギーがあることを聞かれて、小麦アレルギーがあると言ったら、どのような顔をされるでしょう。まだまだ小麦アレルギーの方に対応出来るレストランは少なくて、なかなか気軽に外食できず、苦労されています。
一度食物アレルギーがでた場合の治療には、減感作療法があります。少しずつアレルギーがおこる食物を食べていき、ならせる治療で、必ず専門の医療機関で行われなければいけません。当院では食物に対する減感作療法はまだ行っていませんので、他院を紹介することになります。治療には大変時間がかかります。出来れば、食物アレルギーにならないにこしたことはありません。
当院では血液1滴で、食物を含む41種までの主要アレルギーを約30分間で調べることが出来ます。血液は通常の採血ではなく、指先から1滴ですから、痛みはほとんどありませんので、小さな子供でもできます。現在まだアレルギーが軽くても、これからどんなアレルギーが出て来るかはある程度予想がつきますし、これ以上アレルギーを増やさないようにアドバイスが出来ます。