2022/04/13
先日、オーストラリアから日本に移住したイラストレーターのエイドリアン ホーガンさんの絵を見る機会がありました。
彼は北斎や日本のイラストに影響を受けて、9年前に来日しイラストレーターとして活動しています。彼の描く絵は、東京のごくありきたりの人々の風景。地元の人ならば、全く気にも留めないものがほとんど。でも、自然豊かなオーストラリアから来た彼にとってはとても新鮮。創作意欲が出てくるものばかりのようです。彼の絵を見ていると、普段気がつかない風景の絵に心が暖かくなって、微笑ましくなることも。
私の親友は富士山がとても好きで、ほんの少しでも見えると感激してしいます。その友人は西日本出身で、富士山を実際に見ることはなかなか叶わなかったのです。だから、とても貴重なこと。
私はダイビングをしますが、埼玉など海の無い地域出身の方は、海が少しだけ見えただけで感激することが多い気がします。ですから、なんとなく出身地がわかります。横浜にいると、海を見ることは特別なことではありません。ですから、それほど感激まではしません。
ヒトの脳は、いつもと変わらないことにはあまり関心を示しません。変化のあることに対しては凄く気になります。変化のあることの中には危険なこともあり、早急に反応しないといけないからです。それだけに、非日常で、刺激的で、魅力的に感じやすくなる側面もあります。
コロナ下の現在は遠出することが減っていますので、身近なことに目を向けてみましょう。普段見慣れ、気に留めないことの中にも貴重で、素敵なことがあるはずです。
そして、身近な人との交流も上手になっていくといいですね。