2024/01/16
今年は暖冬のためか、例年よりも明らかに早く、来院される花粉症の患者さんが増えてきました。
早めの対応が大切です。一度でも花粉症の強い症状が出てしまうと、花粉症シーズンが終わるまで長期間症状が続いてしまいます。そろそろ、花粉症対策を始めて下さい。
花粉症の強い症状が出てしまうと、鼻の粘膜の過敏な状態が続き、花粉以外の寒暖差、湯気、強いにおいでも鼻の症状が出てしまうことがあります。更に、鼻が詰まると、口呼吸になり、ノドを痛めたり、しつこい咳に苦しむことになります。
内服薬、点鼻薬、点眼薬以外にレーザー治療が必要な方は、1月いっぱいには受けるように努力して下さい。舌下免疫療法や皮下免疫療法を受けられている方は、やや副反応(治療前に説明したこと)が出やすくなりますので、注意が必要です。問題が無ければ、そのまま治療を続けて下さい。通常の治療では効果の無い最重症の方には、生物学的製剤のゾレアの投与を検討しますので、相談して下さい。